合成皮革(合皮)の「メンテナンス」/「お手入れ」について

本革やレザーにもいろいろな種類があると、先日のコラムではお話させていただきました。

 

合成皮革は人間の手によって開発された「化学製品」です。
お手入れ方法によっては、表皮の劣化を早めてしまうこともあるんです。

右側のように、表皮がぽろぽろと剥がれてしまうことも…

 

今日はカーサカーサのソファにも使用されている、合成皮革(合皮)のメンテナンス方法・お手入れ方法についてお話させていただきたいと思います!

 

 

■お手入れの流れ

1:汚れを取る

固く絞った濡れ布で汚れを拭き取ります。

汚れが酷い場合は、中性洗剤を薄めたものを使用しましょう。

※タオルでもよいですが、あまり固くない素材を使用してください(傷が入ると劣化を早めます)
※目立った汚れのない場合は、こちらの工程は省いてOKです!

 

2:乾拭きを行う

PUレザー・PVCレザーは、水分によって「加水分解」という化学変化を起こします。

加水分解は合皮レザーの劣化(ひび割れやベタつき)の原因になることが多いので、上記お手入れ後や、
汗で濡れてしまった場合には、かならず丁寧に乾拭きを行いましょう。
(とにかく表皮から水分・湿気を無くすことが大切です!)

尚、簡単な汚れや皮脂汚れであれば、乾拭きだけで十分な場合が多いです。

 

3:専用クリームで仕上げを行う

傷や水分との結合を防ぐため、専用のクリームやお手入れ剤を塗りましょう。
こういったお手入れ剤は、汚れを未然に防いだり、ツヤを保つ効果があるので、
できれば合皮レザーの使用前に一度塗っていただいてからご利用いただくと、保ちが良くなることがあります。

 

※必ず合皮使用可と記載のあるクリーム・お手入れ剤を使用しましょう。

上記お手入れ剤は、ホームセンターや靴屋さんで販売していることが多いです。


上記が、お手入れの流れとなります。

 

お気に入りのアイテムを、正しくお手入れすることで、長く愛用していきたいですね。